分散投資のすすめ

@複数の銘柄を買う

 複数の銘柄を持つことで,リスクを分散させることができます。
 もちろん資金を分散させるより1社に集中したほうが投資効率はいいとは思います。気が済むまでナンピンできますし,少しでも上がれば大きな利益を得ることができます。一度に売れば手数料も1回分で済みますしね。
 しかし,初心者投資の基本は,いかにリスクを低くするかにあります。自分の大切な財産を勤めているわけでもないその会社にすべて委ねるのは危険だと思いませんか?
 儲けの額よりも,負けないようにすること,負けた場合に備えることが大切です。

A複数の業種から買う

 株価は業種ごとにまとまって動く性質があります。
 たとえば鉄鋼株が好調なときは,個々の業績の良し悪しに関係なく全ての鉄鋼株が上昇する場合があります。反対に下降トレンドに入れば同業種の株価が一斉に下がります。
 もしあなたが内需関連株しか買っていなかったとしましょう。ハイテク相場がやってきても関連銘柄が上がっていくのを指をくわえてみていることしかできません。これは結構ストレスですよ。
 それから相場は循環します。好調な業種でも割高になれば別の業種が注目されるようになります。複数の業種から買っておけば上がる機会,下がる機会がほどよく訪れます。

 私は「安くなった株」を買うのが好きなのですが,ある業種が一斉に下がり始めるとあわてるんですよね。あれも安い!これも安い!ってなって,いろいろ買いたくなってしまいます。気づいたら似た銘柄ばかり買っていたという経験みなさんもあるんじゃないでしょうか。これだとリスク分散が十分だとはいえません。
 基本は1業種につき1社です割安感につられて似たような業種に手を出さないよう気をつけましょう。

B市場を分散する

 株式市場には,東京証券取引所,大阪証券取引所,マザーズ,JASDAQ,ヘラクレス,名証,セントレックなどなど,複数の取引市場があります。
 東証は上場の条件が厳しく,規模や実績,信用など一定のステータスが必要とされます。
 JASDAQやマザーズ・ヘラクレスなどの新興市場は,ベンチャー企業や規模の小さな会社でも比較的上場しやすくなっています。
 東証は大型株が多く,機関投資家や外国人などあらゆる人たちによって売買されます。これに対し,新興市場には規模の小さい会社が多く,個人客の割合が高くなります。
 銘柄を選ぶ際は,この市場の分散についても考えてください。
 一部には新興市場には手を出すなという意見もありますが,将来性のある会社も多いので投資対象から外すのはもったいないと思います。いくつか混ぜておけば,市場全体が下がったときでも思いがけず急騰してくれることがあります。
 新興市場にも積極的に挑戦してみましょう。

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